written by ミキロウ

IT会社を起業する前にやっておきたいこと3選

こんにちは、今日は「IT会社を起業する前にやっておきたいこと3選」という事でやっていきたいと思います。

その前に簡単に私の自己紹介からはじめさせていただきます。

私は

・前職はプログラマー

・25歳の時にシステム開発会社を設立

・現在創立12週年を先月無事迎えることができました。

・従業員数名が在籍しており、池袋に本社をかまえています。

という事でIT会社の経営に携わって早12年になり、ある程度のIT会社の経営のノウハウやプログラミング、ネットワークなどの技術の知見がありますのでそこらへんを今後皆様にお伝えできたらと思います。

今回は、「IT会社を起業する前にやっておきたいこと3選」ということなんですが、これからお話するのは「これからIT会社を立ち上げたい」会社を起こす際に本業のスキル能力がお客様に納品するレベルに達しているということを前提にお話をさせていただきます。

1つめはマインドです。

私のまわりにもいるのですが、「これから起業を目指している」という方が結構います。ただ大半は起業しないで従業員のままでいる人が結構多いです。こういう方たちはおそらく本当は起業したいけど、起業する勇気がないのだと思います。ただそういう人達の気持ちもよくわかります。

これはITに関わらず全般的に言えることなんですが、まだ会社を起こした事がない方は「会社を起業する」というのは非常にリスクを感じますよね?非常に怖いですよね?

私も最初はそうでした。起業したら、最悪倒産した場合、借金まみれになって川の橋の下でダンボール敷いて寝る生活をおくるんだろうなとか・・・。毎日残飯を拾いながら人の目を気にしながらの生活になるのかなとか・・・。倒産させた場合、他の企業へ再就職する際の履歴書内に〇〇会社倒産とかあった場合に印象悪くてどこも合格しないのではとか・・・色々考えました。

ただ皆さん考えてみてください。

今自分が勤めている会社も倒産のリスクって、ありますよね?

もし自分が勤めている会社が倒産した場合にその後の就職先の面倒をみてくれる会社もあれば、全く見てくれない企業があったりもします。そもそも会社は倒産する前に大抵の企業はリストラを行います。

企業は自分が倒産する前に能力の低い従業員もしくは売上が上がらない部署の従業員からリストラ対象にしていきますので企業が倒産する前に従業員が経営者より先に職を失うのです。ただ、

これ聞いて皆さんどう思いましたか?職を失うリスクという観点から見た時に「経営者よりも従業員の方がリスクがある」と感じませんか?

そうなんです。なので一概に経営者側のみにリスクがあるとは限らないのです。

では、「従業員の方がリスク大きいの?」というとそういう分けでもありません。先程職を失う観点で見ましたが、お金のリスクの観点からみると経営者側の方が大きいのです。

例えば、株式会社を設立する際に企業が銀行から1000万の借金をしたとします。

皆さん、株式会社は有限責任なので会社が倒産したら、本来は借りた1000万は返済しなくてもよいのです。

ただ銀行も馬鹿ではありません。銀行は会社を設立する発起人、つまり会社の社長個人を連帯保証人として契約を交わさないとお金を貸してくれません。

なので大抵の借金をしている企業は例え会社が倒産したとしても経営者が残りの借金を肩代わりしないといけないのです。

少し前置きが長くなりましたが、このように従業員の視点も経営者の視点もそれぞれ、リスクがあって一概にどちらがリスクが大きいとは言えないのです。

なので、今起業しようと思っている視聴者さんはどちらもリスクがあるのであれば、後悔しない選択を選べば良いのではと思います。

このマインドであればある程度起業する前に臆さないで起業準備に入れるのではと思います。

2つめに

本業以外のスキルや知識です。例えば以下の内容です。

・仕訳、簿記、財務諸表の見方

・見積書、請求書、業務委託契約等の契約書の書き方

・PCやプリンタ、電話などの設置、インターネットなどのつなぎ方

ただこれは起業する前の絶対条件ではないです。

というのも最初に資本金があれば、簿記は税理士もしくは仕訳とか勝手にやってくれるWebサービス、契約書は行政書士や弁護士にお願いしてしまえば良いのです。

PCやプリンタ、インターネットも業者にお願いしてしまえば良いのです。

ただ、最初はお金がないでしょうからそのような雑務も自分でできるようにしておけば、経費節減になります。

起業当初はなるべく経費節減に努めた方が良いため、自分でできることは自分でやった方が良いいと思います。その為にある程度知識は身につけておいた方が良いかもしれません。

ちなみに私は簿記検定は3級を大学時代にとっており、これで十分理解し、試算表、損益計算書、貸借対照表は読むことができます。またPCやプリンタ関係は設置は得意だったのでそこらへんも問題ありませんでした。しかし、前職がプログラミングのみの仕事だったため、見積書や請求書の書き方がわかりませんでした。

これはいまの会社の設立を手伝ってくれた協力者がいるのですが、その方も会社をやっていたため、

その方に請求書や見積書のテンプレートをいただいて、なんとか回すことができました。なので身近に仲のいい経営者がいるとそのあたりの雑務を教えてもらえるかもしれません。

次に3つめ

信用信頼のおける人脈です

まず会社は例え従業員が自分一人だとしても一人では回すことはできません。税理士や、仕入先、外注先、なんと行ってもお客様がいないと回せません。なので起業をする前になるべく信用のおける人脈を作っておき、いざ起業したときに少しでも利益があげられるようにこういう人脈は非常に重要です。

これは色々な記事でもとりあげられているので、あえてここではその必要性は言いません。

ただここで重要なのは「信用のおける」という部分です。例えば外注先の人脈があったとしてもその方が適当な方だった場合、いますぐ手を切るべきです。

まず「信用・信頼」というのはお金より重要ということを冒頭に申し上げます。

というのももし、お客様から発注がきて、外注先にその開発を一部もしくは全てをお願いしたとします。それが納期直前に外注先から「全然できていません」と返答がきた場合、あなたはお客様に「申し訳ありません。まだ納品できません」と謝らなければいけません。

この時点でお客様からあなたへの信用は一気に落ちます。基本商品やサービスは納期までに要件通りのものを納めるのが大原則です。もちろんお客様の要件がコロコロ変わり、仕様などが変わる場合は別の話です。

しかし、要件やスケジュールが固まっていて何の連絡もなければ、お客様は「納期まで要件通りのものがくる」と思ってしまいます。

そこで直前になって「申し訳ありません。まだ納品できません」ときた場合、どんな気持ちでしょう。もしそこで誠意を見せてくれなければ、そのお客様は二度とあなたの会社に頼むことはなくなります。

本来良い仕事をすれば、2回目以降リピータになり得て、定常的に発注がくる可能性があり、良い仕事をしたお客様からはまた違うお客様をご紹介してもらえる可能性もでてきます。

弊社もそのやり方で人脈を増やしていきました。

しかし、今回の1件で、リピータにもならなく、他のお客様もご紹介してもらえず、未来の売上が見込めなくなります。

このように「信用・信頼のおける人脈」は非常に重要です。

今回IT会社を起業する前にやっておきたいこと3選ということをお話させていただきました。

がおいおい、事業計画書はどうした?と思われるかもしれません。

これに関しては既に起業を決意しているのであれば、頭の中である程度、売るもの、売る相手、価格帯、事業を展開する場所、最初の資金(資本金)は頭に入っているかと思います。

実際はやってみないとわからないのでおそらく色々な意味で想定外のオンパレードだと思います。

では、事業計画書はどんな時に文書化すればよいのかというと、第3者に理解してもらう必要があるときです。

例えば、融資してもらうための銀行だったり、投資をしてもらう投資家だったりします。

この方達に対してプレゼンをし、自分が今から立ち上げようとしているのは価値がある事業ということをアピールする必要があります。

IT会社を起業する前にやっておきたいこと3選

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